潤和リハビリテーション振興財団の導入事例

G Suite を病院の情報インフラとして活用。
BCP、人材育成、院内コミュニケーションを一新!

潤和リハビリテーション振興財団

潤和リハビリテーション振興財団は、身体に障害を生じた人の機能回復に関する基礎的、臨床的研究を行うとともに、疾病の予防、治療等の保健事業を総合的に実施することを目的に設置された財団法人。宮崎市内で 446 床の「潤和会記念病院」を運営するほか、「延岡リハビリテーション病院」や介護老人保健施設「ひむか苑」、診療研究所などの関連施設を擁する。

業種
ヘルスケア
目的
災害対策・BCP 策定
規模
301 ~ 1000 名

〒880-2112 宮崎県宮崎市大字小松 1119 番地
http://www.junwakai.com

財団本部 経営企画部 IT 管理室 室長
上級医療情報技師 服部正樹氏

お客さまの声

潤和会記念病院は、2010 年に、グループウェアを G Suite にリプレイス。その背景には、台風による大水害でサーバーが被害を受けるリスクにさらされたことや、コスト構造などの問題があった。G Suite へのリプレイス後は、院内の情報伝達やコミュニケーションの改善、業務効率化を劇的に向上させている。

課題 効果
オンプレミスのサーバーが災害で被害を受けるリスクがあり、BCP の上で問題に クラウド環境への移行により、当該事態のリスクは解消。さらにメンテナンスやコスト管理の手間も一掃された
院内の連絡手段として電話を多用、診察中の医師を煩わせるなどの問題に。掲示板も分散し周知徹底にも問題 内容と緊急度に応じた、電話とハングアウトの使い分けが浸透。PC 立ち上げ時にポータルサイトを強制表示し伝達事項も確実に
インフルエンザの流行時、各所の状況把握に手間がかかる/会議室の収容人数が少なく、大人数での研修ができない Google スプレッドシートの共同編集で、即座に集計可能に/ハングアウトで研修を同時中継し多くの人の受講が可能に
何が問題だったか? BCP、情報伝達、コスト管理に課題

同財団の中心的施設である潤和会記念病院では、Lotus Notes 上で稼働する電子カルテシステムを使用していた。ただし、「カレンダーや掲示板などの本来のグループウェア機能は、とっつきにくさのせいかあまり使われなかった」とIT管理室の服部正樹室長は言う。コミュニケーション手段は緊急度や内容に関係なく電話に集中し、診察中の医師を煩わせるといったこともあったという。一方、連絡事項の伝達手段として、メールや Lotus Notes の掲示板のほかに院内 Web サイトの掲示板がつくられるなど分散化。「周知徹底がスムーズにいっていなかった」と服部氏は言う。

Lotus Notes のサーバーは病院建物の 1 階に置かれていたが、2005 年 9 月、台風 14 号ですぐ隣を流れる大淀川が氾濫。間一髪でサーバーを避難させるという事態が生じる。

「このことで、どんな時でも医療サービスを提供できるように情報システムは安全を第一に確保すべきという認識が高まりました」

コスト管理面でもメンテナンスで予定外の費用がかかるなどの問題があった。

どのように検討したか? 諸問題がクリアでき、業務効率が期待できるクラウドに

共有の PC は、それぞれの ID カードで SSO (シングルサインオン)

2010 年 3 月、Lotus Notes の更新を機に電子カルテシステムをより一般的なシステムにリプレイスすることとなった。以前から Google の各種サービスを活用していた服部氏は 、G Suite の存在を知り「グループウェアとしてぜひ使いたい」と考えたという。「電子カルテをクラウド化するには様々な課題がありましたが、グループウェアはまずクラウド化すべきと提言、異論は出ませんでした。BCP やコスト管理の問題がクリアできる上、サーバーメンテナンスなどの業務負荷を解消し、限られた要員のIT管理室の業務効率を大幅に向上できる見通しもあったためです」服部氏は複数の製品と比較検討し、最も移行しやすかった G Suite を選定。同年 10 月に 750 アカウント導入した。

どんな効果があったか? 現場にスムーズに浸透、ワークスタイルを一新

スプレッドシートで共同編集している「インフルエンザ経過表」。

「電子カルテ以外の情報システムもフル活用してコミュニケーションを促進させ、業務環境をさらに改善したかった」と言う服部氏は、全職員が必ず使うよう一計を巡らす。パソコン端末を立ち上げる際に IC カードをかざしてログインするが、その際に G Suite にも自動的にログインし、Google サイト で構築したポータルサイトが立ち上がるようにしたのである。

「まず業務連絡事項を強制的に見せるようにしました。さらにカレンダーの共有やサイトづくりが簡単に行えることをアピールすると、各部署がいろいろと活用を始めてくれました」

G Suite が導入された際、「現場はスムーズに受け入れられた」と看護部 N6 階病棟師長の山本直美氏は言う。

「まず、電話ではなくなるべくハングアウトのチャット機能を使うようになりましたね。誰がアクセスしているか一目瞭然ですし、タイムリーに返事も来ました。緊急時以外、診察中のドクターに電話しなくても済むようになりました」

看護部 N6 階師長 山本直美氏

看護部では、働きやすい労働環境づくりや業務効率化などのため、看護師へのアンケート調査をひんぱんに行っている。従来は手作業で集計していたが、「 Google フォームで自動集計しグラフまでできるので、非常に便利になった」と評価する。

また、かつてインフルエンザが流行した際、感染状況の集計に手間取った反省に基づき、スプレッドシートで感染状況の経過管理表を作成。迅速化・効率化を実現した。「各所で刻々と変化する状況を把握し最新状況を集計するのに、スプレッドシートは最適」と服部氏は言う。

Google カレンダーも、様々なグループ単位で共有するカレンダーを作成。チーム内でのスケジュール管理が格段にやりやすくなった。

また、最近ではハングアウトも活用し、院外で行われる研究会などを同時中継して視聴参加機会を広げ、人材育成にも役立てているという。

「迷惑メールも一掃され、フィルタリングにかかっていた年間 140 万円が不要になるなどコストも 5年間で 1000 万円は削減できました。

リプレイス前の課題はほぼすべてクリアでき、今後もさらに活用を進めていきます」と服部氏は結ぶ。

この事例で紹介されたツール

ベビーシッターサービスをはじめ、保育所・インターナショナルスクール・高齢者の在宅ケアなどの多様なサービスを展開。

数々の芸人やタレントを世に送り出している吉本興業株式会社を始めとした吉本興業グループの IT を支える。

個人向けオンライン証券という新たなビジネスモデルを日本や米国・香港などで確立したオンライン総合金融グループ。

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