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導入事例

株式会社力の源カンパニー

世界に “RAMEN” 店を続々と展開。コミュニケーションや情報共有基盤の整備に Google Workspace を活用!

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ラーメン専門店「一風堂」を中心に、国内 120、海外 55 ( 2016 年 4 月現在)の飲食店舗の運営や、ベーカリー事業、ラーメンや飲食事業に関するコンサルティング、製麺など食品工場の運営、農業生産法人により農作物の生産、子どもたちに食の楽しさを伝える粉食体験型施設運営など、食全般にまつわる事業を行うグループです。

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世界に “RAMEN” 店を続々と展開。コミュニケーションや情報共有基盤の整備に Google Workspace を活用!

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ラーメンの人気ブランド「一風堂」。2008 年、ニューヨークはマンハッタンに「IPPUDO NY」をオープンさせ、世界的な “ RAMEN ブーム” に拍車をかけた。同チェーンを運営し成長を続ける力の源カンパニーは、2013 年、全社に Google Workspace を導入。拠点がグローバルに拡大を続ける中、社内におけるコミュニケーションや情報共有基盤を整備し、一層の発展を期している。

コミュニケーションや情報共有の不足

2008 年のニューヨーク進出以来、アジアだけでなく、オーストラリアやヨーロッパなどに 55 店舗( 2016 年 4 月現在)をオープンさせ、ラーメンをはじめとする日本の食と文化で世界中を魅了している力の源グループ。そこで生じ始めたのが、社内のコミュニケーションや情報共有の不足という問題だった。「以前の規模なら、福岡本社で顔を合わせてのコミュニケーションもしやすかったですが、拡大に伴いそれも困難になってきました。グループの製麺会社なども含めて健全に発展させていくためには、グループ全体を大きな一つの組織と捉えて意思統一を図る必要があります。そこで、情報ツールを導入して解決を図ることにしました」と IT 支援グループの川崎龍太氏は説明する。従来利用していたツールは、メールと掲示板程度。メールは本部スタッフおよび各店に1台ある PC に 1 アカウントずつ配分され、個人間のやり取りには適さなかった。また掲示板は社内環境でしか見ることができず、古くて使いにくいものだったという。

取っ付き易く世界的にユーザーが多いツール

ラーメン店のスタッフの仕事はお客様と向き合うこと。そのため、ITにはさほど馴染みがない人が多いんです。ですから、一番取っ付き易く世界的にユーザーが多い Google Workspace がふさわしいと考えました。

川崎氏らは、メールやカレンダー、ストレージ共有などとともに Web 会議もできるグループウェア製品を求め、Microsoft Office365 やサイボウズなどとともに、Google Workspace をチェックした。その結果、Google Workspace を選定。理由について、川崎氏は次のように説明する。「デスクでパソコンと向き合う事務仕事とは異なり、ラーメン店のスタッフの仕事はお客様と向き合うこと。そのため、ITにはさほど馴染みがない人が多いんです。ですから、一番取っ付き易く世界的にユーザーが多い Google Workspace がふさわしいと考えました。また、コストや機能の揃い具合も、様々な点において Google Workspace が他をリードしていました」2013 年 4 月、約 260 人の社員および各店舗に Google Workspace を合計 750 アカウント導入。それとともに、川崎氏らが拠点を回って説明会を実施し基本的な使い方をレクチャー。また、社員に iPhone を支給し、モバイルでの情報環境を整備した。

離れた拠点間のコミュニケーションが気軽に

Google カレンダーなら、移動の多い具志堅氏らがいつどこで何をしているのかがわかるほか、テレビ会議システムの予約などの備品管理としても活用している。

導入効果は、まず日本から離れている海外拠点に顕著に表れた。Gmail 以外に、Google カレンダー と Google ドライブ、ハングアウト を特に活用しているという、UK 事業部副事業部長の具志堅晃司氏は次のように言う。

「ヨーロッパには、ロンドンの 2 店舗および工場とパリ店の 4 拠点があります。それぞれを結んでのミーティングや、ヨーロッパの店のマーケティング施策などをバックアップしているシンガポールや日本とも結んでミーティングをすることもよくあります。その際にハングアウトを活用しています。会社はテレビ会議システムを導入していますが、装置が置かれた会議室などでしか使えません。また、海外とは通信環境によってデータ送信が遅くなり使えないこともあります。ミーティングのメンバーは外を動き回ることが多く、その点、ハングアウトはモバイル端末でいつでもどこでもほぼ快適に使えますので、便利ですね」日本国内でも、ハングアウトは離れた個人間のちょっとしたミーティングなどに活用され始めているという。

「わざわざテレビ会議システムを使うほどではない気軽なコミュニケーションには最適」と川崎氏。

Google カレンダーなら、移動の多い具志堅氏らがいつどこで何をしているのかがわかるほか、テレビ会議システムの予約などの備品管理としても活用している。また具志堅氏は、Google ドライブをヨーロッパ各拠点のサプライヤーとの取引文書やインボイスの書類などを集約、会計事務所との受け渡しにも活用している。「それまでは、店や工場を回って回収したものをPDFにして補完するという手作業を行っていましたが、紛失リスクや回収する手間暇がかかっていました。それが大幅に効率化できましたね」

そのほか、移民の多いEU における店舗スタッフの個人情報管理という海外拠点特有の使い方もある。

「日本国内では、社内に散在していたマニュアルや発注書などのフォーマットを格納し一元管理するのに利用しています。新店舗オープンの際の準備がスムーズになりました」と川崎氏は言う。

そのほか、 Google サイト を活用して掲示板(ポータルサイト)を再構築し、宛先が特定されていない情報共有への活用が始まっている。

「各部署に権限を渡し、それぞれが責任もって情報を更新する体制ができています」(川崎氏)今後さらに Google Workspace の活用を進め、同社のさらなる成長を支えるインフラとしていく構えだ。

※ Google Workspace は、2020年10月6日以前は G Suite として知られていました。